夜泣きは育児をしているほとんどのママが悩むものですよね。
どんなにあやしても泣き止まないことで、ママ自身が寝不足になり、ご近所にも迷惑がかかるなど赤ちゃんの夜泣きがママ達を追い詰めています。
どんなに規則正しい生活をさせていても、日中に運動をするようにしても泣いてしまう赤ちゃん。
どうすれば夜泣きせずに朝まで寝てくれるのか。
海外では夜泣きは放置することで止むという驚きの理論があり日本でも話題になっています。
まずどうして赤ちゃんは夜泣きをするのか。夜泣きのメカニズムを紹介します。
夜泣きの原因
おむつが汚れていたり、お腹がすいていたりすることで夜中泣いているのであれば当然お世話は必要です。
しかし夜泣きをする赤ちゃんは、これといった原因がなく泣いてしまうのです。
お世話をし終えてこれ以上なすすべもないママはお手上げになってしまいますよね。
いったいどうして泣いてしまうのか?
それは赤ちゃんがお腹にいたときの名残なのです。
赤ちゃんがまだ胎児のとき、ママが眠っている間に酸素を取り込んで活発に動いていたのです。
その名残で生まれてからもママが寝ている夜に活動してしまうのです。
夜泣きとは、赤ちゃんが睡眠のリズムを自分で作っていく中で必ず起こってしまうものなのです。
夜泣きという概念がない海外の育児事情|夜泣いても放置するって本当!?
日本では、出産した当日から母子同室の病院がほとんど。
退院してから自宅育児になっても、パパとママと一緒の部屋で寝る家庭が大多数ですよね。
しかし海外では、新生児から赤ちゃんを一人の部屋で過ごさせている家庭が多く、ベビーモニターなどで様子を見ながら一人で寝かせているようです。
夜中に泣いてしまっても、すぐに抱っこしに行くのではなく、しばらく観察して何も問題がなければそのままだったりするようです。
フランスでは、赤ちゃんが2時間間隔の睡眠間隔を繋げる練習をするために夜泣きすると考えられているため、無理に抱っこや授乳などして泣き止まそうとせず、そのまま眠りのサイクルになるのを待つようです。
夜泣きが始まると5分から10分の間観察し泣き止むのを待ちます。
おむつが濡れていたりお腹がすいているようであればお世話をするのですが、赤ちゃんが自力で眠れるように辛抱強く見守るのが親の役目だと考えているパパやママが多いようです。
日本のように、夜泣きしたからと言って無理に授乳させたり抱っこして寝かせようとするのではなく、海外では眠るための訓練を毎日しているということですね。
放置=ほったらかしではない
欧米の眠るためのトレーニングとして、夜泣きを観察して待つことを紹介しましたが、日本では中々浸透しませんね。
泣いている赤ちゃんを放置するという悪いイメージが先行してしまい、また日本の狭い住宅環境の問題などもあり近隣の住民に気兼ねしてしまいます。
ですがフランスのように様子を見ているだけとあっても、ほったらかしにしているわけではありません。
眠りにつくまでそばにいてあげたり、背中をトントンしてあげているのです。
赤ちゃんが眠りにつく手助けをしているのです。
その感覚を徐々に短くしていき、最終的には自分で眠れるようになるのです。
泣いたらすぐ抱っこが夜泣きを悪化させる
夜泣きをした赤ちゃんをすぐに抱っこで寝付かせようとすると、かえって逆効果だったりすることもあります。
本来であれば赤ちゃんがぐっすり寝ている時間に、寝付かせようとママが抱き上げてしまうことが生活リズムが整っていない赤ちゃんの体内時計を狂わせてしまうのです。
夜泣きしてしまった赤ちゃんを、少しくらい泣かせていても悪影響はありません。
むしろママが必死になって泣き止まそうとしたり、ずっとあやし続けていたりなど頑張りすぎてしまうことの方が心配な場合もあります。
寝不足になってしまいイライラしてしまったり、育児ノイローゼになってしまうことの方が問題なのです。
夜泣きを放置したときの影響
育児をしているママなら一度は聞いたことがあるサイレントベビー。
サイレントベビーとは、泣いても誰も何もしてくれないと学習した赤ちゃんが、無表情になり泣くのをあきらめた赤ちゃんを言います。
夜泣きを放置するとサイレントベビーになってしまうのではないか?と不安になる方もいるかと思われます。
ですがサイレントベビーとは、極端に放置した結果なってしまうのです。
ほったらかしにするのではなく、側にいて見守ることが大切なのです。
スキンシップは日中にたっぷりと
先ほど述べた通り、夜泣きを放置=ほったらかしでサイレントベビーになるということはありません。
日中にたくさん抱っこしてあげたり、声掛けをしてたくさんコミュニケーションをとることで赤ちゃんとの信頼関係を築き、安心感を持たせてあげることが重要です。
泣いている赤ちゃんを見るのはママもつらいですが、眠るための訓練をしているんだと思うことで、ママ、パパ、赤ちゃんで夜泣きを克服していただきたいと思います。
夜泣きを放置するのも1つの手ですが、日本ではなかなか受け入れずらい発想だとは思います。
放置するのも少し気が引ける方もいると思います。
放置する以外にも十分効果が期待できる夜泣き対策専用のグッズがありますので、ご紹介します。