夜中に起こされるのは当たり前。昼間もお腹が空いたと泣かれてしまい、ママがゆっくりと休める時間はいつになったらくるのだろう。ミルクを飲んでいる赤ちゃんを見て、幸福感を感じながらも生後間もない赤ちゃんを育てているママたちが夜中にミルクをあげながら、ふと考えてしまうことです。
どうして、こんなに頻繁にミルクが必要なのか。いつまで続くのか。その理由を赤ちゃんの必要な栄養量と成長から見ていきましょう。

私たちは三食なのに

私たちにとって食事は、一日三食食べることができれば十分なもの。間食をとる人もいますが、それ以上の食事となるとお腹がいっぱいで食べることができません。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんは2~3時間に一回ミルクを飲みます。赤ちゃんはなぜ、頻繁にミルクを欲しがるのか。その理由について考えてみましょう。

生まれたことで変わった食事事情

一つは生まれた瞬間に赤ちゃんの食事の事情はがらりと変わっています。生まれる前の10か月間ほど、赤ちゃんたちは母体とつながり24時間いつでも十分な栄養をもらえていました。しかし、そんな赤ちゃんは生まれた瞬間からお腹が空くまで食事をもらえないという環境の変化。ママたちに例えると小腹がすいた時に食べていたおやつが、ずっと食べられない状況になってしまったと同じです。それって、切ないですよね。

赤ちゃんの胃袋事情

一つは赤ちゃんの胃袋が小さいことが原因です。赤ちゃんの胃袋の大きさは、生後一日でアメリカンチェリー(5~7ml)ほどしかありません。生後一か月でやっと卵(80~150ml)ほどの大きさになります。これしか、お腹の中に貯めておくことができないのですから、お腹いっぱいにミルクを飲んだとしてもすぐにお腹が空いてしまうのも頷けます。

赤ちゃんとエネルギー量

赤ちゃんは基本寝てばかりいるから、そんなに栄養が必要なの?動かずに食事をとっているのだから太るのでは?なんて思うかもしれませんが、その必要は全くありません。それは、赤ちゃんに必要なエネルギー量を知れば納得できます。

赤ちゃんに必要なカロリー

一日に必要な摂取カロリーというものが存在します。それは性別や体格、1日の活動量によって、数値は決められています。主婦をしている成人女性(体重50kg)の一日に必要なカロリー量は1250kcal、体重1kgに対して25kcalが必要になります。それに対して赤ちゃんの一日に必要なカロリー摂取量は体重1kgあたり120kcal。単純に計算すると主婦をしているママたちの4.8倍。成人女性に換算すると約6000kcalを摂取しないといけないのです。

赤ちゃんの消費カロリーはトライアスロンの選手並み!

一日当たり6000kcal。これは女性のトライアスロン選手が水泳7km、自転車120km、ラン15kmの8時間の練習で消費されるカロリーと同じくらいになります。寝ているだけだと思っていた赤ちゃんは、それだけのカロリーを消費するほどの代謝を行っているのです。寝ているだけなのに、ママたちよりも激しい運動をしているなんて驚きですよね。こう考えると、すぐにお腹が空くのは当たり前ですよね。

成長する→ミルクの回数が減る

赤ちゃんが摂取したカロリーはすべて体の成長へと回されています。1か月でチェリー大の大きさだった胃袋が卵の大きさに成長するように、日々内臓や身長や筋肉などがママたちの想像もできない速さで成長していきます。成長していけば、夜中のミルクが少なくなってきます。夜中のミルクがつらい。3か月を過ぎれば楽になってきます。

3か月の赤ちゃん

胃のサイズも大きくなり、一回の授乳で180~220mlのミルクを飲めるようになってきます。一日の授乳回数はぐっと減り、1~2時間おきだったミルクも4時間おきに1日5回が一般的な量になります。少しずつではありますが、ママの休める時間も増えていきます。こまめにミルクを飲んだだけ、赤ちゃんは成長しています。

6か月の赤ちゃん

首が座り、寝返りも打てるようになってくる6か月。離乳食を始める頃でもありますが、まだまだ栄養としては摂取できません。食べる練習の時期です。そのため、ミルクも必要な分だけしっかりと与えてあげてください。昼間に体を動かして遊ぶようになるためか、夜はしっかり眠ってくれるようになり、夜中にミルクを欲しがることが減っていきます。赤ちゃんは首が座ると自分で上手にゲップをできるようになります。子供の成長を感じることができるのは嬉しいことですが、少し寂しくもなってきます。

10か月の赤ちゃん

3か月から少なくなる夜中のミルク。しかし、まだまだミルクからしか栄養の取れない赤ちゃんは離乳食が軌道に乗る10か月までは、夜中にお腹が空いてミルクを欲しがります。ですが、ほとんどのママたちは10か月ごろには夜中にミルクを与えないようにしています。歯も生えてくる時期なので、虫歯のことを考えてです。ミルクを欲しがって泣きますが、あやして寝かしつけています。

夜泣きのミルクは減っていく

赤ちゃんが3か月になると少なくなってくる夜中のミルク。10か月になれば夜中にミルクを欲しがるよりも昼間に活発に動くため、疲れてしまいぐっすりと眠る子も増えていきます。まだまだ、先のことに感じるかもしれませんが、赤ちゃんとの時間はあっという間に過ぎていきます。ミルクを飲んでいる赤ちゃんを見るたびに成長しているのだと実感してください。

早く夜泣きのミルクを卒業したくてもあせらないで

色々話してきましたが、「こうしなければいけない」育児なんて一つもありません。ここに書かれていることも参考にしていただければと思います。赤ちゃんとママの数だけ、育児の方法があります。煮詰まりすぎずにゆっくりと深呼吸をして、一息ついてみてください。まだまだ、育児は始まったばかりです。苦しいこともたくさんある育児ですが、赤ちゃんが一つ新しいことができた。楽しそうに笑った笑顔を見るだけで幸せな気持ちになります。

苦しいときは赤ちゃんの笑顔を思い浮かべてください。それだけで、心が落ち着いていきます。夜中のミルクがきつくて、辛いのも今だけです。数年後。いえ、数か月後には大変だったねという、苦労話になってしまいます。それだけ、子育てはめまぐるしくあっという間に過ぎていきます。今しかない子供の成長を楽しんでください。

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