赤ちゃんの夜泣きは、生後4〜5ヶ月から始まると言われています。
この月齢の赤ちゃんをもつお母さんにとって、授乳について悩むことと同じぐらいの悩み事で、そばにいるお父さんもお母さんの大変さを知って、「どうしてあげると楽になるか」と心配します。

グズグズ程度の泣き方の赤ちゃんや、火のついたような泣き方をする赤ちゃんと様々です。しかも、何をしても泣き止まない赤ちゃんもいるので、「どうすればいいか」と悲鳴をあげるお母さんとお父さんも!

夜泣きは必ず時期がくれば治りますが、「いつまで続くの?助けて!」というお声はよくお聞きしますので、一緒に解決方法を見つけましょう。

夜泣きのメカニズムと最近出てきた有力説

夜泣きのメカニズムについては、現在のところ「これだ!」という決定的な
メカニズムが発表されておらず、まだまだ研究中の部分があります。

「これが有力なのでは」という説も様々というのが現状です。
大人でもあるでしょうが、「寝言」ってありますよね?
赤ちゃんの場合は、まだ「何かを話す」という力がないので、昼間の興奮や夢での寝言を「泣く」ということで出しているのではないか、夏では夜は暑くて寝苦しいなど、言葉を喋ることができない赤ちゃんにとっては、「泣く」という表現でしかできないのではと考えます。

絶対的ではないけれども夜泣きに対する仮説

昼間の興奮・夜中の空腹・刺激の強い夢を見た・なんだか落ち着かない・お腹が痛いなど、赤ちゃんそれぞれの夜泣きはあります。
赤ちゃんの体は、これから発達していく体なので、大人と同じような体の調整方法で考えては、赤ちゃんにとって、過ごしにくい環境でしょう。

最近注目されているのは、「睡眠リズム」と「体内時計」のズレです。

「睡眠リズム」と「体内時計」の赤ちゃんのズレは大きい

「睡眠リズム」は浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠り「ノンレム睡眠」によって
睡眠はコントロールされています。
大人は、このレム睡眠とノンレム睡眠がリズムよく波を打っているのですが、赤ちゃんは、まだまだ外界に出てテンポのよい波がないので、ちょっとしたことで目が覚めてしまいます。

体内時計も、大人なら昼と夜を体で覚えているから、朝になると起きて、夜になればしっかり眠るという「体内時計」が出来上がっています。
赤ちゃんは、この体内時計もしっかり完成されていません。

「睡眠リズム」と「体内時計」のズレが大きく出ると、夜泣きにつながるのではという理論が注目されています。

赤ちゃんの生活リズムや夜泣きに対する理解をしましょう

夜泣きが出て売るというのは、赤ちゃんが昼と夜の区別がそろそろ身につく時期ですが、毎晩泣かれて、なかなか泣き止んでくれないとつらいですよね?

「睡眠リズム」「体内時計」の理屈は理解できても、それを受け入れるまでには多少時間はかかりますが、お母さんやお父さんもこの時期を乗り越えれば、後々「あんなこともあったなぁ」という経験になります。

赤ちゃんの成長はあっというまですから、今は「夜泣きが止まってくれない」と悩んでいても、解決法がわかれば大丈夫です。
あわせて、「泣き止んでくれない」と困っている裏で、赤ちゃんにとって大変なことが起きていることもあります。

海外ではどうなんだろう?

欧米では、びっくりされるかもしれませんが「夜泣き」に該当する英単語がありません。その代わりに「night terror」(ナイト・テロいわゆる夜のテロ行為)という造語があります。

夜泣きは「またか!テロ行為だ!」とユーモアを交えた前向きな考え方があるということと、産んだ病院などで一年中定期的な集まりがあってサポートしてもらえることです。夜に泣くということに対して、おおらかに対応するということも「夜泣き」に対して、深く考えず、あっという間に終わっていたというぐらいの気持ちで赤ちゃんと接しているのでしょう。

日本での夜泣きに対する対応は?

日本の場合は、住宅事情などの問題もあるので、昔は赤ちゃんの夜泣きに対しても理解はあっても、最近は「不寛容な世界」と言われるぐらい「赤ちゃんの夜泣きに対して、理解をしてくださらない方が増えてきていて、
赤ちゃんがいるご家庭は、非常に気を使ってしまい、余計なストレスがかかっているというのが現状です。

病院や保健センターで赤ちゃん相談も開催されていますが、日にちや時間がかなり限定されていて、主に母乳指導がメインなので、夜泣きについての相談がしづらいという点があります。
保健センターでは地域で保健師を割り振りしているところもありますが、不在も多く、結局相談できないということで悩んでしまいます。

赤ちゃんが泣き止んでくれない時の王道をいきましょう!

赤ちゃんの夜泣きが「ひどい」というときは、まだ「見守り」という方法で、5〜10分間泣き止むかを観察する方法もありますが、夜泣きがひどすぎて、どうしようもないという時は、多くの方がされている方法で、「見守り」抜きで実行しても構いません。

授乳をしてあげる!

夜泣きのメカニズムがまだまだはっきりわかってはいませんが、お腹をすかせている可能性は否定できません。
母乳を与える、ミルクをあげることで、泣き止まないのをぴたっと止めるきっかけになりえます。

毎晩おっぱいをあげる、ミルクをあげるというのは苦労するかもしれませんが、
実はミルクの方が腹持ちがいいので、ぐっすり寝てくれるということもあります。普段から母乳の子は、はやり母乳をもらうことで、お母さんとの肌の触れ合いで落ち着くということもあります。これは、ミルク育ちの赤ちゃんも一緒です。

背中をトントンして寝かしつける

授乳で夜泣きが止まらない赤ちゃんは、そっとお母さんが抱っこしてあげて、
背中を心臓のリズムぐらいのテンポでトントン軽く叩いてあげると、
落ち着いて、すやすや眠ってくれます。

赤ちゃんが泣き止むまで時間はかかりますが、これも有効な方法で、お母さんにぴったり一緒にいることで、落ち着くという点が強いです。
この方法ならお父さんが交代して、赤ちゃんの背中をトントンしてあげることで育児参加ができます。

家の中ではなくて外へ連れ出してみる

授乳やトントンで泣き止まない場合は、お父さんの出番ということで、
車があればドライブに連れ出すことで、赤ちゃんの気分が変わって、泣き止んでくれることもあります。

さすがに毎晩となるとしんどいという点と、車ではなく徒歩でトコトコ連れ出していると、危険な場合もあるので、外へ夜中に連れ出すという方法は、最終手段としてくださいね。

漢方薬や薬に頼るのはちょっとやめておきましょうね

思い切って、小児科へ相談をしにいたけれども、最近は夜泣きに対する薬を処方しない小児科が増えています。自然に治るという考え方からです。
先生によっては、処方するところもあるし、漢方薬で処方するところもありますが、赤ちゃん自身がいやがることの方が多いので、あまりオススメはしません。

普段と違う泣き方なら、大至急病院へ!

王道の泣き止ませ方をしてみて、赤ちゃんが嘔吐したり、ぐったりする、普段の夜泣きとは違う「火のついたような泣き方」をしている場合は、赤ちゃんの体になんらかの異常があるということです。

もしくは、顔色が悪くなっていく、泣いていてもひきつけのような症状を起こしてしまうと、お母さんとお父さんもパニックになります。

どういう病気が出ているのかわからないし、早く病院へ連れて行かないと、取り返しのつかないことにもなるので、大至急救急車を呼んで病院へ連れて行ってあげましょう。

まとめ

夜泣きがひどいうちは、なんとか他の工夫もできるのですが、「泣き止んでくれない。どうしよう」というレベルになってしまうと、冷静な対応が難しくなってしまいますが、パニックにならずに落ち着いてくださいね。

「夜泣きがどうしても止まらない」ということは、決してありません。
その証拠に、私たち親は、辛くて悲しくて泣くことがあっても、突然夜に泣くということがないように、赤ちゃんの夜泣きはぴたっとある日をもって止まります。

まれに、1歳半ぐらいで一度止まったのに、3歳ぐらいで復活するというケースはありますが、一時的なものですぐに治ります。

おそらくこれをお読みになっていて「本当に止まるの?」と不思議がるお母さんお父さんは多いでしょう。
不思議なもので、成長するとともにピタッと夜泣きは止まります。魔法がかかったように止まります。それだけは断言します。

大変でしょうけれども、頼れる方に頼るというのも大事ですし、お母さんとお父さんがバテてしまってはいけないので、休める時はしっかり休んで、笑顔で赤ちゃんとの生活を楽しんでくださいね。
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